雑穀 プリン体

痛風はプリン体を含む雑穀は良くないの?玄米、アワ、キビってどう?

健康に気を配る方は食事に雑穀や玄米を取り入れますね。一方で特に玄米は白米より痛風の原因であるプリン体を多く含むことから痛風につながるのでは?と心配の声があがるのも事実です。

 

白米のプリン体含有量が25.9mg/100gであるのに対し玄米が37.4mg/100gとなっています。確かに玄米の方がプリン体含有量が多いのがわかります。ですがこれは玄米に限ったことではありません、食品は生物由来であれば必ずプリン体が含まれています。プリン体とは細胞の遺伝子を作る核酸に存在するため、プリン体の経口摂取は避けられるものではありません。

 

痛風を患っている方はプリン体摂取を好んでしてはいけませんが、神経質に「絶対に玄米を食べてはいけません」とされるものではありません。いちばん良くないのは暴飲暴食であり、適量を守った食事であれば何にしても過剰摂取にはなりません。玄米だけを毎食ガツガツたくさん食べるというような食事はおすすめできませんが、バランスを考えての食事であれば問題は無いといえます。

 

また、尿酸値を下げることを意識した食事には、ビタミンとミネラルを多く摂ることに心掛けます。ビタミン、ミネラルが多く含まれる食品として雑穀である「アワ」や「キビ」があげられます。アワやキビは白米の2倍のビタミン、ミネラルを含んでいるといわれます。痛風の方や尿酸値が高めな方にはそれらを含む雑穀米を食事に取り入れることをおすすめします。

 

ちなみに毎日の食事に雑穀米を取り入れているタレントの石塚英彦さんの尿酸値やコレステロール値は全て基準値内だということですから、やはり雑穀の力はすごいものなのではないでしょうか。

 

尿酸値を下げることができる食材を積極的に取り入れることもよいのですが、苦痛や継続の困難となっては大きなストレスを生むことにつながりかねません。痛風を患う方にとってはそれがいちばん大きな問題になるのも事実です。バランスのとれた食事と規則正しい生活習慣を守る事が最低限でも必要であることをまずは自覚しましょう。