プリン体 鳥肉

お肉の中でプリン体が多いのは鳥肉ってほんと?

痛風を患っている方や、尿酸値が高めの方はプリン体が気になると思います。プリン体は美味しいものに多く含まれることから、お肉も気をつけなければならない食品と考えますね。1日のプリン体摂取量の目安は400mgとされています。

 

食べ物の中のプリン体含有量は、食品100g当たりに含まれるプリン体含有量で判断します。プリン体含有量が300mg/100gであれば『極めて多い』食品とされます。プリン体含有量200?300mg/100gであれば『多い』食品、プリン体含有量50?100mg/100gであれば『少ない』食品、プリン体含有量50mg未満/100gであれば『極めて少ない』食品とされます。

 

お肉の種類は、牛、豚、鶏、マトンなどがありますが、どれがプリン体を多く含むものでしょうか。実は意外にも鶏肉(鳥肉)なのです。鶏肉の中でもプリン体を多く含む部位はどこだと思われますか?これも意外にも鶏のささみなのです。ダイエットには重宝される低脂肪の鶏のささみにプリン体が多いとは驚きです。

 

低脂肪、高たんぱく、低カロリー、低コレステロールの鶏のささみは成人病予防に最適な食材かと思われましたが、尿酸値が気になる方にとっては気をつけなくてはならない食材にあたるなどとは盲点でしたね。

 

豚肉のヒレ肉でプリン体含有量119.7mg/100gであるのに対し、鶏のささみのプリン体含有量は、153.9mg/100gとやはりプリン体含有量が多いことが比較するとわかります。牛肉のヒレ肉のプリン体含有量98.4mg/100gという数字を見てもやはり鶏のささみがチャンピオンになります。

 

といってもプリン体含有量が約154程度であれば、さほどプリン体の多い食品でもありません。鶏のささみ1本が60gということから、例えば一食おかずにささみを2本食べたとしても1日のプリン体摂取量には満たないことになります。普通に食べるくらいのことであれば気にする必要はないでしょう。

 

ですが、ダイエットや筋肉を保つために三食を鶏のささみで摂っているような場合は、一食につきささみを2本食べるとして、それが三食分となるとささみを6本食べることになります。そうすると1日のプリン体摂取量を超えてしまうことになりますね。そうなるとやはり尿酸値が高めな方は、知っておく必要のある情報といえますね。「ささみは意外にもプリン体が多い」と覚えておきましょう。