ごま プリン体

ごまは健康によくプリン体も少ないけれど痛風の人は注意

健康によいといわれるごま。セサミンという悪玉コレステロールを低下させる物質が含まれています。

 

悪玉コレステロールは「悪玉」と呼ばれて悪いイメージがありますが、一定量なら問題ありません。問題は過剰に増えたときや、酸化悪玉コレステロールができたときです。酸化悪玉コレステロールは動脈硬化を招いたり、血管をつまりやすくします。

 

酸化を防ぐ物質が抗酸化成分です。セサミンには抗酸化作用はありませんが、体内に取り込まれると抗酸化作用を活性化させる物質に変わります。マウスを使った実験では、抗コレステロール食を食べた後に、セサミンとビタミンEを摂取すると、悪玉コレステロールの上昇が抑えられると報告されています。

 

ビタミンEには抗酸化作用があります。ごまはビタミンEも含有しています。

 

健康のためにごまを食べている方もいると思いますが、痛風が気になる方は食べ過ぎに気をつけてください。

 

痛風の原因になる物質が尿酸で、尿酸のもとになるものがプリン体です。ごまは100gあたり25mg以下のプリン体が少ない食品なのですが、カロリーが高くて100gあたり599kcalになります。プリン体よりもカロリーが問題なのです。

 

高プリン体食品を控えることは大切ですが、肥満を予防することも大切です。肥満は中性脂肪を増やして、中性脂肪が尿酸の生産を高めます。

 

ごまを大さじ1杯食べると約40kcalになります。健康のために食べている方は、1日に大さじ何杯も食べているのではないでしょうか。そうすると摂取カロリーが多くなってしまいます。

 

ごまを食べることは悪いことではありません。しかし、カロリーに気をつけることが大切です。1日の総摂取カロリーに気をつけて食べましょう。

 

ごまは固い種皮に覆われていてそのままでは消化が悪く、しっかりと栄養を摂ることができません。すりおろして食べれば、ごまの栄養を吸収しやすくなります。すりおろしたものが販売されていますが、油が酸化している可能性があるので、その都度すりおろすことがおすすめです。