玄米 プリン体

尿酸値が高い人にとってプリン体は大敵!玄米と白米はどちらがおすすめ?

今やプリン体という言葉がすっかり社会に定着してきました。プリン体とは痛風を経験している人や尿酸値が高めの人にとっては恐ろしい言葉のように聞こえますが、実際は私たちの体内に欠かすことができない存在です。

 

プリン体はお米や肉、魚、野菜など、全ての食物に必ず含まれていると言っても過言ではありません。しかし食物によってはプリン体の多いもの、少ないものがあり、尿酸値が高い人や痛風を経験している人はプリン体の低いものを選ぶ必要があります。

 

今は健康志向ブームの影響もあり、私たちの生活に欠かすことができないお米を、白米ではなく玄米として食べる人も増えています。飲食店などに行っても、定食などを注文すると、白米にするか、玄米にするか、などと選ぶことができる店も増えています。それだけ玄米は健康を目指す上でおすすめの食品です。

 

しかし、尿酸値が高い人や痛風持ちの人にとっては玄米は決しておすすめとは言えません。白米と玄米に含まれているプリン体の量を調べてみると、何と玄米の方が多くプリン体が含まれているからです。数値で比較すると分かりやすいですが、白米は100グラムあたり25.9ミリグラムのプリン体に対して、玄米は同じ100グラムあたりでも37.4ミリグラム含まれているのです。

 

少しでもプリン体の摂取を減らしたい、食事内容を気を付けているという人にとっては、玄米の食べ過ぎは同時にプリン体の多量摂取につながるので注意が必要です。とはいえ、完全に玄米を食べてはいけないと言うわけではありません。毎食玄米を食べるのは問題ですが、玄米を食べたい時は量を調整して食べて問題ありません。1日あたりのプリン体の摂取制限が400ミリグラムなので、トータルして制限を超えないようにすればいいのです。

 

ちなみに主食でプリン体の数値が一番高いのはそば粉です。そば粉は100グラムあたり75.9ミリグラムのプリン体が含まれています。プリン体の数値が高いものを食べるときは、1日のトータル数値を計算しながら美味しく食べるといいです。