プリン体 ふぐ

冬の飲み会の定番ふぐ料理、意外とプリン体が多いんです。

ふぐ料理といえば、冬の飲み会で料理として出てくることが多いですよね。
このふぐ料理、実は痛風リスクが高いことをご存知でしょうか。実はふぐにはプリン体が多く含まれているのです。

 

プリン体といえばビールというイメージですが、プリン体そのものはほとんどの食品に含まれています。その中でも、痛風を患っている人は避けるべきと言われる食材に、レバーや白子などがあげられるのですが、ふぐにもレバーや白子と同じようにプリン体が含まれています。ふぐといえば脂身の少ない淡泊な魚なので、どちらかといえば体に良いようなイメージがあるのでとても意外だと思います。実際にあまり知られていないので、飲み会でふぐ料理が出されてもついついたくさん食べてしまう方も少なくないでしょう。
更に、ふぐ料理を食べるときにはたいていお酒も一緒ですよね。実はこの組み合わせにも注意が必要です。プリン体を多く含むふぐを食べるだけではなく、お酒も一緒に飲んでしまうことで更に痛風リスクが高まってしまうのです。そもそもプリン体は体の中で尿酸になるのですが、その後体から排出されるので普通は問題ありません。ところが、プリン体を多く含む食べ物を食べることで排出しきれない尿酸が体内に残ってしまうことで痛風になってしまいます。

 

アルコールの中ではビールはプリン体が多く含まれていることで有名ですが、例えば焼酎などはそれ程多く含まれていません。しかしながら、アルコールを摂取するとアルコールの働きで体内の尿酸値が上がってしまうため、ビールではないお酒でも飲酒によって尿酸値が上がり痛風の原因となってしまいます。このため、ふぐ料理とお酒の組み合わせは、痛風リスクを高めてしまうのです。年末年始の忘年会シーズンにお酒を飲みながらふぐ料理を食べる機会も増えると思います。そこでぜひ痛風リスクがあることを思い出していただき、水分を多くとったり、普段の食生活に尿酸値を下げる海藻類やナッツ類を取り入れたりして、セルフケアをして下さい。