プリン体 抑制

乳酸菌の正体はプリン体を抑制する驚くべきヒーロー?

さて、プリン体は尿酸に関わる事は既に知られている情報になっていますが、そのプリン体を抑制する薬はまだできていないんですよね。

 

最近ではプリン体が少ないビールなども発売されていますが、そもそもアルコールは体内で処理される時には必ず尿酸を増やした上に、その尿酸を排出を妨害する物質なのです。

 

プリン体が関与して尿酸が大量になった場合は、医師から処方される薬で対応が可能ですが、実は人間が成長し生きているのもまたそのプリン体のおかげでもあるので、完全に無くすわけにはいきません。

 

また尿酸にも、体内の老化を防いでくれたり、神経障害を防止してくれたりと体に必要な物質です。

 

ではなぜ、プリン体や尿酸を増やさない努力をするのか。

 

それは、アルコール以外にも、食生活の変化や生活習慣病の原因ともいえる飽食により、必要以上のエネルギーと栄養素を摂取してしまう時代だからです。

 

故に贅沢病ともいわれる痛風の原因物質が、さも悪いように矢面に立たされているのが現在なんです。

 

では、そんな我慢できない生活環境の中で、摂取し過ぎたプリン体を減らすにはどうすれば良いのか?という側面から研究が行われ、体内の尿酸が増えてしまう前に、その関連物質であるプリン体を体外に排出させる方法と、食事から摂取されるプリン体を体の中に吸収される前に止めてしまおうという攻守で考える研究が今は進んでいます。

 

まず前者は体の中から排出させる為に、薬が開発されていて、排尿を促す薬や、尿酸の生成をブロックする薬が出てきています。

 

次に、後者の食事からプリン体を取り込む前に抑制してしまおうと考えたグループが使ったのは「乳酸菌」でした。目を付けたのはプリン体の分解吸収順。

 

プリン体が体に吸収され、分解されて排出されるまでには、かなりの時間を擁します。

 

その過程上、プリン体は体に吸収されやすい状態と、吸収されにくい状態が存在します。そこで乳酸菌は、プリン体を吸収しにくい状態まで一気に分解を促進させる効果がある事が判明してきました。

 

その効果はまだまだ研究されているようですが、すでに効果をうたったヨーグルトも販売されています。

 

その他自然野菜を使った、体の代謝を上げる方法も研究されていますので、プリン体摂取を制限されている方にとっては、明るい未来が待っていますよ。