プリン体 ケーキ

プリン体や尿酸値が気になる人はケーキなど甘いものに要注意

プリン体が体内で分解されると尿酸ができます。血液中の尿酸値が高くなると、高尿酸血症や痛風を引き起こす可能性があります。

 

プリン体は細胞の核に含まれている成分で、肉・魚・野菜・海藻など、あらゆる食品に含まれています。そのため、プリン体を気にしすぎると食べるものがなくなってしまいます。しかし、尿酸値が高い方はプリン体が多い食品も摂取をできるだけ控えた方がよいでしょう。

 

プリン体が多い食品は、レバー、カツオ、干し椎茸、サンマの干物、マイワシ、マアジの干物などです。野菜や乳製品はプリン体が少ない食品です。

 

プリン体が多い食品を控えるだけでなく、食事の仕方も重要です。

 

ケーキ、アイスクリーム、チョコレート、大福など、甘いものをよく食べていませんか。甘いものは尿酸値を増やす原因です。

 

甘いお菓子には砂糖が大量に使われていますが、砂糖の主成分であるショ糖は、摂取量に比例して尿酸値を上昇させます。果物に多い果糖も尿酸値を上昇させる成分です。

 

また、糖分の過剰摂取は肥満の原因になるインスリンの分泌を促進します。肥満は中性脂肪を増やし、中性脂肪が増えることでプリン体の生産が増えます。

 

ケーキは小麦、バター、卵、乳製品などを使った食品です。どれもそれほどプリン体を多く含んでいない食品ですが、砂糖を多く使用しているため、尿酸値が気になる方は要注意です。

 

アイスクリームは乳製品を主原料にした食品です。乳製品はプリン体が少ないのですが、アイスクリームは砂糖を多く使用しています。冷たいと甘味を強く感じないため、たくさんの砂糖を使用しているのです。

 

甘いものが欲しいときはドライフルーツがよいといわれますが、ドライフルーツには果糖が多く含まれています。食物繊維やミネラルなどが含まれていて健康によいイメージがありますが、尿酸値が気になる方は食べ過ぎに注意しましょう。

 

空腹を感じたときは、ケーキや大福などの甘いものではなく、チーズやヨーグルトなどがおすすめです。乳製品はプリン体が少ない食品だからです。