春雨を使ったレシピはプリン体は多くないのか?
痛風を患う方の食事でよく春雨を使用しているレシピを見かけます。春雨はプリン体を含まない食材なのでしょうか。
春雨はとくダイエット食品として用いられるくらいですから、カロリーは低いものなのです。100g当たり345kcal程度となっています。また、春雨は血糖値が上昇しにくく脂肪になりにくい食品です。そのためダイエットに用いられることが多いのです。
では、春雨にはプリン体が含まれないのかということを気に掛ける方が多くおられるようです。これは春雨の原料がジャガイモとサツマイモのでんぷん、そして緑豆のでんぷんが原料であることからプリン体が気に掛かるもののようです。
ジャガイモとサツマイモはプリン体含有量が極めて少ない食材です。ですが緑豆はプリン体を多く含む食材とされているのです。枝豆や大豆もプリン体が多いとされています。
緑豆のプリン体のことを調べているうち、食品のプリン体を気にしていることがちっぽけに感じられる朗報が見つかりました。
最近の研究から体内のプリン体は食べ物からの影響があまり要因になっていないもようです。尿酸値が上昇するのは自身の体内で作り出されるプリン体が重要な要因を占めているということです。ということは、そもそも食品のプリン体含有量を気にしなくてもよいということになりますね。
そしてまた、血液中の尿酸が結晶化することを防ぐためには1日2リットルの水を飲むこととともに、体内に溜まった尿酸を排泄させるため尿酸を溶けやすくするようアルカリ性に傾けてあげることが大切だそうです。
そのための食材はバナナ、きのこ類、海藻、野菜を多く摂取することです。そして食後には適度な運動を取り入れることで尿酸値は下がっていくといわれています。
かといってこれは、痛風でもプリン体をどうぞ気にせず暴飲暴食してくださいと謳っていることではないでしょう。ですが春雨のプリン体はどうなのかなどと細かいことを気にしなくてもアルカリ性の食材をたくさん摂れば大丈夫ですよといっていることだと思われます。
痛風を患っている方や予防したい方、尿酸値を気にする方はぜひとも尿酸を体外へ溶かし出すアルカリ性の食事を心がけましょう。食品のプリン体含有量を気に掛けるよりも重要かもしれません。