プリン体 さきいか

さきいかのような乾燥させたおつまみにはプリン体が多い

プリン体は色々な食べ物に殆ど含まれている成分です。それも「旨み」に含まれる成分なので、美味しい物に程多く含まれると言っても言い過ぎではありません。

 

よくプリン体に注意と言うのは、プリン体を多く摂っていると尿酸値が高くなり、「痛風」という病気になってしまうからです。痛風は「風が吹いても痛い」と言う程の痛みを伴います。

 

よく足の親指の痛みから始まるので、そこが酷く傷んだ場合はすぐに病院で診てもらって下さい。

 

プリン体は食べ物の細胞に含まれて入ますので、レバーのような細胞が密集している食べ物はプリン体の量が多いです。又、干した物は水分が抜けた分、プリン体が多くなります。

 

ビールに含まれて入ることが多いので、飲み過ぎないように、とか、プリン体0を謳ったビールも出ていますから、そういうビールを選ぶのも良いでしょう。

 

プリン体を多く含む食品として挙げられるのが、鮟肝、白子、鯵の干物、肉のレバー類、マイワシ、鰹、鰹節、干し椎茸・・・と、肉や魚が多いですが、野菜でも干した物はプリン体が高くなります。

 

逆にプリン体が少ない物としては、カリフラワー、豚ロース肉、牛ヒレ、ベーコン、うなぎ、白米、もやし、オクラ、いくら、チーズ等々です。

 

玄米は白米に比べてプリン体は高いです。又、うどんより蕎麦の方がプリン体がとても高いので、ビール好きで蕎麦好きという方は気を付けて下さい。

 

こうして見て来ると、お酒のつまみにもなるさきいかは干した物ですから、お酒に合うからといってあまり多く食べるのは考えものです。

 

では、プリン体を多く摂ってしまった場合はどうすれば良いでしょう?

 

そういう場合は、尿のpHをアルカリ性にする事でプリン体が排出されるので、アルカリ性の食品を摂るようにしましょう。

 

アルカリ性の食品は、1.野菜類・・・ほうれん草、キャベツ、ごぼう、人参等2.果物類・・・みかん、いちご、ぶどう、りんご等3.豆類・・・いんげん、空豆、大豆等4.海藻類・・・昆布、わかめ、海苔、もずく等5.キノコ類・・・椎茸、しめじ、エリンギ等

 

プリン体を控えめに、後はアルカリ性の物もバランスよく摂ることが、尿酸値を上げずに病気にもならないポイントだと思います。