蕎麦 プリン体

蕎麦に含まれるプリン体の量と栄養価・その影響について

今まで健康管理を怠っていたせいで、尿酸値も非常に上がってしまいました。実家の家族もどちらかと言えば肉や魚を多く食べていましたし、母は仕事をしていたので惣菜を購入してくることもよくありました。惣菜は手間がかからず食べられるのですが、味付けも濃いですしプリン体の量も多かったとは思います。

 

そういった食生活ばかりをしていましたので、未だに野菜などはあまり食べる気もしませんし、味付けの濃い魚などは特に好きです。食生活もこれからは改善しなければならない立場にあるのですが、外食をする場合も多いので、ある程度の食品のプリン体の量の知識も頭に入れなければなりませんでした。

 

穀類というのは、プリン体の少ない食品ですから安心して食べられます。蕎麦についてもかなり少な目で、 100g中に50mg以下となっています。ただこの数値に関しては、他の見解も見られました。うどんや白米よりも、蕎麦には多くのプリン体を含んでいるというのです。

 

正しい数値がどちらだか判断が難しいのですが、うどんはプリン体が少ない食品ですので、外食で麺類を食べる時にはうどんを選んだ方が無難です。蕎麦やうどんと一緒に食べる物にプリン体が多く含まれる場合もありますので、これに注意しなければなりません。

 

蕎麦やうどんと一緒によく注文するメニューの中には、天ぷらがあるのですが、海老やイカの天ぷらにはプリン体が多く含まれていますし、野菜類の中でもピーマンやナスといった野菜にはプリン体も比較的多めです。

 

油で揚げるのでカロリーも高く、痛風になるのを気にしている場合には良くはありません。ただ、うどんは精製された粉を使っているので、 栄養価は蕎麦の方が圧倒的に高いです。ビタミンB群やビタミンEなども含まれていますし、カリウム、マグネシウム、リン、鉄分なども蕎麦には含まれます。

 

また、食物繊維も豊富なので蕎麦を食べる事は健康にも良い事です。もちろん、食べ過ぎてしまったりプリン体の多い食品と一緒に摂取することは良くありませんが、他の穀類に比べて栄養価も高いですし、外食をする場合には、蕎麦を多少食べても良いと思います。

 

 

そばはプリン体が少ないは早とちりかも!?その周りに隠れるプリン体がいた!

プリン体という言葉を聞いたことのある方は多いかと思いますが、そもそも普段から普通に体内生成されるものなのをご存知でしょうか。その量は、体内から排出されるプリン体の8割にあたります。つまり、食物から摂取するプリン体の量は残りの2割という事になります。このプリン体も代謝できる量を超えてくると痛風の原因ともなる物質なので、体内に溜めないに越したことはありません。とはいえ、普段から食す肉類や魚類にはこのプリン体が多く含まれているので、それを避けて通ることは難しいため、バランスの良い食事をすることが重要となります。

 

プリン体が含まれる食材はたくさんありますが、ランチでチョイスされがちなお蕎麦はどうでしょうか。そばにはルチンやポリフェノールが豊富に含まれていますので、「健康にいい!」というイメージがあるかと思います。そんな蕎麦もプリン体が含まれていないわけではありませんが、その量は非常に少ないので、蕎麦そのものは安心していただいて良いかと思います。具体的には、100gあたりで比較すると、レバー類が総じて200mgを超えてくるのに対して蕎麦は75mg程度と非常にプリン体は少ない食材なのです。仮に、10割蕎麦でなく小麦粉が含まれていたとしても、そもそも小麦粉自体ももっとプリン体が少ないものですので、気にするほどの量ではないという事がわかります。

 

ただし、蕎麦の周辺にあるものが実はプリン体の多いものだったりします。ズバリ、それは「蕎麦のタレ」です。あの、蕎麦の茹で汁を混ぜて飲み干したくなるタレや、かけ蕎麦の温かい汁を作るにはカツオからダシを取ることが多いかと思うのですが、カツオはプリン体を多く含むものなのです。その量はレバー類と同じように、100gに対して200?を超えるのです。このように、ホントに身近なものにプリン体は含まれていますので、プリン体と私たちは密接に関りがあると言っても良いでしょう。

 

切っても切れない仲のプリン体ですが、上手に付き合えば直ちに健康を害すというものではありませんので、こういった機会にプリン体を含む食材について調べてみるのも良いかもしれません。