煮干し プリン体

煮干しを使った出汁にはプリン体の量が多く注意が要る事

血圧の高い主人の為に出汁を利かせた料理を作っていたのですが、友人と外食に行く事も多い主人は、食生活も乱れがちで尿酸値が非常に高い状態になってしまいました。これからは、塩分だけではなくプリン体もある程度避けなければならないのです。

 

こちらとしては常に食事作りをしていますし、それが原因で体調が悪くなってしまうのであればとても困るのですが、結果的に主人もプリン体の量について把握していなければ何の解決にもなりません。子供ではないので、自由に食事をする事もありますし、そういった時にプリン体の多いメニューを選んでしまえば、当然尿酸値も上がります。

 

ただ、今までは出汁を使う事で塩分量を減らしていたのですが、それが不可能になってきました。魚の干物にはとてもプリン体が多いのです。かつおやさばの削り節などもよく使っていたのですが、煮干しも丁寧に下ごしらえし使っていました。煮干しは昔ながらの優しい味わいが好きでしたし、出汁も美味しかったので定番でした。

 

実家では煮干しの出汁をよく使っていたので、私にとっては故郷の味なのです。ですが、煮干しに含まれるプリン体の量というのはかなり多いです。煮干しによく使われる魚は、カタクチイワシなのですが、アジやトビウオなどの煮干しもあります。どれもまるごとのお魚を使うものですので、当然プリン体は多くなります。

 

プリン体というのは魚の内臓にも多く含まれるそうですが、煮干しから内臓取り去って出汁を取ったとしても、それほどプリン体を減らすこともできません。魚系の出汁はとても好きでしたので残念ではあるのですが、少しずつアルカリ性の昆布出汁などに変えていった方が良いと思います。

 

さらにプリン体の多い食品とアルコールを同時に摂取すると、尿酸値も高くなりますので、お酒の飲み方も同時に注意した方が良いのです。血圧がとても高いという症状もありますので、柑橘類等をアクセントにしたり、素材の風味を生かすように料理もしていきたいと思っています。