昆布 プリン体

アルカリ性食品である昆布はプリン体排出の効果もある

加齢による体質の変化というのは、どうしても避けることができないのですが、主人の体質もかなり変わってしまったようです。若い頃は仕事も忙しく、あまり食事に興味が無い方でしたが、生活にもある程度余裕ができてくると、飲酒量も増えましたし、好きな肉類や魚もよく食べるようになりました。

 

こういった食生活も、体質を変える原因になっていたのかもしれませんが、痛風のような症状が出るようになったのです。調べてみると、やはり尿酸値はとても高い状況でした。食生活が関係あるのであれば、私がある程度気遣いをしなければなりませんし、プリン体についても細かく調べていきました。

 

ネットでもプリン体の量について食材一つ一つの数値が掲載されていましたし、一日の食事の中にプリン体の少ない食材を組み合わせればそれだけでもよかったのですが、毎日作るのがお味噌汁でした。鰹節やサバ節なども使っていたのですが、やはり乾き物の魚というのはプリン体も非常に多いのです。

 

煮物などにも削り節などは使いますし、毎日のことですからどうしようかと迷っていたのですが、だし汁に使うと良いのが昆布だという事でした。昆布には他の海草類に比べれば多くのプリン体が含まれています。 100g中に含まれるプリン体の量は46.4mgです。

 

それでも、魚を乾燥させた出汁に比べれば、昆布のプリン体の量はかなり低いとも言えますし、さらに、痛風の症状が出てしまった場合には、体をアルカリ性に保つ事がとても必要だとも言われています。昆布というのはアルカリ性食品ですので、尿酸を排出してくれる作用もあるのです。

 

特に今の季節はかなり暑くなってきましたので、麺つゆなども利用することがあるのですが、こういった出汁も昆布やしいたけといった出汁を使えば、さらに体の中をアルカリ性に保つこともできます。プリン体をなるべく避けたいとは思いますので、昆布などの味の良い食材は、調味料としてだけでなく、様々な料理に応用もして使っていきたいと思います。