プリン体 ブリ

ブリのプリン体含有量は多い?少ない?

プリン体というと何を思い浮かべますか?きっと、ほとんどの人がビールをイメージされるのではないでしょうか。もしかしたら、プリン体は主にビールに含まれている成分だと思っている方もいるかもしれません。

 

でも、実はプリン体はほとんどの食べ物に含まれています。しかも、特にビールに限って多く含まれているものではないんです。むしろ、ビールよりプリン体が多く含まれている食べ物はたくさんあります。

 

ビールは、アルコール類の中でもプリン体含有量が多く、痛風の人はお酒を飲むならビールを避けたほうが良いと言われることから、ビールはプリン体が多いというイメージが定着してしまったようです。

 

では、どんな食べ物にプリン体が多く含まれているかというと、肉類、魚介類、そして干しシイタケや納豆など、健康に良さそうなものまであるんです。また、肉類、魚介類とはいっても、肉の種類、魚の種類によってもプリン体含有量は全く異なってきます。

 

この事実を知ったとき、真っ先に私が調べたのはブリのプリン体含有量でした。とにかく、魚の中でも油ののったブリが大好きなんです。

 

魚の中でも、特にプリン体が多い魚として名前が上げらえていたのが、カツオとマグロ、エビなどでした。100gあたりのプリン体含有量は、カツオが200g程、マグロが157g程、エビが200g程です。100gあたりのプリン体含有量が100gを超えてくると、プリン体含有量が多めの食べ物と言われるようです。

 

ではブリはどうかというと・・・ブリの100gあたりのプリン体含有量は120g程でした。プリン体が多いと言われているカツオやマグロに比べると少ないものの、やはり残念ながらプリン体は多めの魚のようです。

 

というか、カツオ、マグロ、エビ、ブリなどの魚介類にプリン体が多いとなると、痛風の方にとってお寿司はとても危険なんですね。痛風が昔は贅沢病と言われていたのは、お寿司ばかり食べているとプリン体を摂取しすぎて痛風になったことからきているのかもしれません。

 

もちろん、毎日の食事でプリン体の多い食べ物ばかりを食べることも現実的ではないので、健康に問題のない方は気にする必要はありませんが、もし痛風が心配な方、痛風予備群の方は、自分のよく口にする食べ物や好物などのプリン体含有量を一度確かめてみるといいでしょう。