ラーメン プリン体

プリン体が気になる人はラーメンを食べてはいけない?

こってりしたラーメンが好きな方は多いのではないでしょうか。仕事の都合でお昼ラーメンになることもあると思います。ラーメンは1杯が500円以下と低価格なものもあり、手軽な昼食ですよね。

 

しかし、痛風が気になる方は控えたい食品です。痛風の原因になる尿酸を増やしてしまう可能性があります。

 

尿酸のもとになる物質がプリン体で、細胞の核に含まれており、野菜・果物・海藻・肉・魚などあらゆる食品に含まれています。食事からのプリン体摂取が20%、体内で作られるプリン体の方が多く80%ほどになります。

 

プリン体が100gあたり300mg以上のプリン体を含む多い食品が鶏レバー312.2mg、干しシイタケ379.54mg、カツオ節493.9mgなどがあります。100gあたり200〜300mgの食品がマイワシ210.4mg、大正エビ273.2mg、オキアミ227.5mgなどがあります。

 

ラーメンには干しシイタケ、カツオ節、干した魚などを使用しますよね。プリン体は水に溶けやすい性質があるので、スープにプリン体が溶け込んでいます。そのため、スープまで飲むとプリン体を大量に摂取してしまうことがあるのです。

 

それだけではありません。ラーメンが問題なのは高脂肪、高カロリーなこともあります。高カロリーなものは肥満の原因となり、肥満は中性脂肪を増やして、中性脂肪が尿酸の生成を促してしまうのです。

 

ラーメンの具やスープに使用しているダシなどによってもカロリーが違いますが、600kcalほどはあります。多いものでは1杯で1000kcal以上にもなります。1日に必要なカロリーの半分程度を摂ってしまいます。

 

ラーメンを食べた後はビールを飲みたくなりますよね。でも、このビールも痛風を悪化させる原因です。

 

アルコールには尿酸の排泄を抑制したり、尿酸の生成を促す作用があります。プリン体を含むラーメンを食べた後にビールを飲むと、痛風のリスクが高まる可能性があるのです。

 

痛風の方は控えた方がいいですが、どうしても食べたいときもありますよね。プリン体は水に溶けやすいので、食べるときはスープを残すようにしましょう。締めのビールはなしです。