缶詰 プリン体

便利な缶詰にはどれくらいプリン体が含まれているの?

缶詰は開ければすぐに食べられて便利ですよね。料理が苦手な方や忙しい方は利用することも多いのではないでしょうか。

 

便利な缶詰ですが、痛風が気になる方は食べ過ぎに注意が必要です。プリン体の過剰摂取になる恐れがあります。

 

プリン体は痛風の原因になる尿酸のもとになる物質です。細胞の核に含まれており、野菜・海藻・穀物・肉・魚などさまざまな食品に含まれています。食品からのプリン体摂取は20%、体内で生産されるプリン体は80%ほど、食品からの摂取は少ないのですが、高プリン体食品の摂取は控えるようにしましょう。

 

プリン体が多い食品は鶏レバー、マイワシの干物、干ししいたけ、カツオ節などです。これらは100gあたり300mg以上のプリン体を含む高プリン体食品です。干ししいたけやカツオ節は一度に少量しか食べないので、食べ過ぎなければ問題ありません。

 

プリン体は干物や魚に多く含まれています。缶詰で気をつけたいのはツナ缶やサーモン缶です。100gあたりツナ缶は116.9mg、サーモン缶は132.9mgです。高プリン体食品とは100gあたり200mg以上のプリン体を含む食品なので、ツナ缶やサーモン缶は高プリン体食品ではありませんが、食べ過ぎに気をつけてください。

 

イワシの缶詰もおいしいですよね。しかし、イワシは高プリン体食品なので控えるようにしましょう。

 

果物の缶詰はプリン体が少ない食品です。果物はプリン体含有量が100gあたり50mg以下のものが多く、果物を加工した缶詰もプリン体が少ない食品です。

 

しかし、プリン体が少なくても食べ過ぎには気をつけてください。果物の缶詰は糖分が多く、糖分の摂りすぎは肥満の原因になります。肥満になると中性脂肪が増えて、中性脂肪が尿酸の生産を増やしてしまいます。

 

焼き鳥や焼き肉の缶詰もありますよね。肉類ではレバーにプリン体が多く含まれています。100gあたり豚ロースは90mg、牛ひれは98.4mgと少なめです。

 

プリン体は水に溶けやすい性質があるので、缶詰の煮汁に溶け込んでいる可能性があります。そのため、煮汁は飲まない方がよいでしょう。