ヘパリーゼ プリン体

二日酔い防止に飲むヘパリーゼにはプリン体が多くて痛風になる?

辛い二日酔いにならないために飲むヘパリーゼについて、まことしやかにささやかれている噂があります。ヘパリーゼを飲んでいると痛風になる危険性があるというものです。

 

というのは、ヘパリーゼの原材料にプリン体が多く含まれるものが使われているということから痛風の方が飲むには大丈夫なのかと心配の声が上がっているのです。

 

ヘパリーゼは、『肝臓水解物』を主成分とした医薬品なのですが、肝臓水解物とは牛や豚などの哺乳動物の肝臓と消化酵素を合わせ加水分解したものを指します。これを飲むと肝臓の新陳代謝が活発になり滋養強壮効果によって肝臓を守り、要は二日酔いからも守られるというものです。肝臓水解物には二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解や解毒する働きもあるため二日酔いにならずにすむのでしょう。

 

痛風を患っている方や痛風予防したい方にとっては、ヘパリーゼが肝臓=レバーを原料にしているというところが心配なのです。レバーは高プリン体食品の代名詞ですからね。

 

この件に関しては、ヘパリーゼ自体の表示にも痛風への注意喚起なども記されておらず、肝臓水解物600mg当たりに含まれるプリン体量は数mgということのようです。ですから、よほど過剰に1日に何本も飲むようなことをしない限り心配は要らないと思われます。

 

脅すわけではないのですが一方で薬剤師さんが語っています。毎日ヘパリーゼを服用するとレバーを毎日食べていることと同じだというものです。これは続けて毎日ヘパリーゼを服用した場合のことのようですが、やはり痛風になる可能性があると示唆しています。飲み会の前や疲労回復のために頓服として服用する程度ならば大丈夫だということです。

 

二日酔い予防のためという目的でのヘパリーゼ服用では痛風の心配はなさそうですが、毎日の服用となるとそれは過剰といえるのかもしれませんね。

 

もしも既に痛風を患っている方であれば、それについてかかりつけのお医者さんにきちんと確認し明確な答えをもらったほうがよさそうです。