プリン体 しいたけ

意外と知られていないプリン体の多い食べ物、しいたけ

プリン体といえば、痛風にかかっていたり痛風予備軍の人には気になる成分ですよね。そして、プリン体と言われて1番に思い浮かぶものはビールではないでしょうか。でも、あまり知られていませんが、実はプリン体はほとんどの食物に含まれている成分なんです。

 

そもそもプリン体と痛風がどのように関係しているのかというと、プリン体は体内で分解されると尿酸になるのですが、通常は体から排出されるので問題ないところ、プリン体の摂取量が多くなると排出できなかった尿酸が発生してしまい、それが体内に蓄積されて痛風を引き起こしてしまいます。つまり、プリン体を多く含む食物を摂取することで、痛風リスクは高まってしまうのです。

 

痛風の方はご存知かもしれませんが、プリン体を多く含む食物として有名なものにレバーや白子があります。確かにコレステロールも高そうなので、食べ過ぎは体に良くないイメージがありますよね。ところが、プリン体を多く含む食物の中に、とても意外に感じると思うのですが、干ししいたけがあるんです。

 

ただ、乾燥した状態の干ししいたけについては100gあたり250mg程のプリン体が含まれていますが、水で戻した干ししいたけについては100gあたり100mg以下にプリン体は減少しますので、実際に口に入れるしいたけについては、少なくはないもののプリン体が非常に多いという状態ではないようです。それでも、例えば同じきのこ類でもエリンギは100gあたり15mg前後しかプリン体が含まれていないので、痛風を気にしている方は他のきのこ類を選んだ方がいいでしょう。

 

しいたけにもプリン体が多く含まれていることはとても意外ですが、その他にも煮干しや鰹節、納豆など、体に良さそうな食品にもプリン体が多く含まれていて、食べ過ぎには注意が必要なものが少なくありません。もし痛風リスクの高い方でプリン体の摂取を控えるよう指導されていたり、痛風にならないように気を付けている方は、プリン体を多く含む食品を一度調べてみるといいですよ。