ご飯 プリン体

みんな大好きなご飯に含まれるプリン体は多い?少ない?

痛風の人や、健康診断で尿酸値が高いと指摘された人にとって、日々の食生活におけるプリン体は気になるものです。プリン体は本来は人間の体内に必要な成分であり、ほぼ全ての食品に含まれているといっても過言ではありません。そのため、プリン体を過剰摂取しないためには日々の食生活を注意することがポイントになります。

 

プリン体が多く含まれるもの、少ないもの等食品によって数値は様々です。日本人なら毎日欠かすことができない食品としてご飯がありますが、ご飯にどれくらいの量のプリン体が含まれているのか、気になります。白米であれば100グラムあたりのプリン体の含有量は25.9ミリグラムです。通常の人であれば一食あたりの白米は80グラムです。また一日のプリン体の摂取制限は400ミリグラムなので、決して多い数値ではありません。

 

ちなみに主食系でプリン体が多く含まれているのは、蕎麦粉です。蕎麦粉の場合は、一食あたりのプリン体の量が75.9ミリグラムととても数値が高いので、食べるのは避けた方がいいです。白米やパンなどは意外に思われがちですが、プリン体の含有量自体はそれほど数値が高くありません。

 

だからといって、ご飯類なら何でも安心して食べることができる、というわけではありません。例えば同じ白米でもチャーハンとして料理するとカロリーが高くなり、同時に含まれるプリン体の量も増加します。また白米でも一食で何杯もおかわりして食べれば、結局トータルして摂取するプリン体の量が多くなります。

 

尿酸値が気になるからといって、極端に我慢する必要はありません。例えば、白米でも炊き込みご飯などは具材を選ぶことによって美味しく食べることができます。きのこの炊き込みご飯は特におすすめです。きのこ自体はプリン体がほとんどなく、多くの栄養素が含まれているので安心です。

 

尿酸値が高い人でも、極端にご飯を制限する必要はありません。大事なのは一食の量と、一日の食生活のバランスを考えることです。一食でプリン体を多く摂取したと思うのなら、他の食事面で減らすように努力などをするといいです。