梨 プリン体

尿酸値が高い人は必見!梨にプリン体が多く含まれているのか?

秋になるとみずみずしい果汁が美味しい梨、子供から大人まで大好きな果物です。ジューシーな梨はその成分の9割が水分と言われているように、本当に甘いジュースを飲んでいるような感覚にさえなります。

 

しかし一方で梨にはプリン体が多く含まれているという情報があります。尿酸値が高いと指摘された事がある人や、痛風を経験した人であればドキッとするような情報です。しかし本当に梨にはプリン体が多く含まれているのでしょうか?

 

結果から言うと、尿酸値が高い人や痛風を経験している人でも、問題なく梨を食べることができます。梨自体が問題というよりは、梨に含まれている果糖が問題なのです。果糖は砂糖のような人工的な甘さとは違い、果物本来の甘さの成分です。梨はとても甘いのに、カロリーが低いのも果糖による甘さのためです。カロリーが低いのに甘いのは嬉しい事ですが、実は果糖にはプリン体がたくさん含まれているのです。

 

そのため、尿酸値が高い人が梨を大量に食べると、結局はプリン体を多く摂取することになり、尿酸値が上がったり痛風の症状が悪化する原因になります。果糖だから安心とは言えないわけです。とはいえ、全く口にしてはダメというわけではありません。旬の季節においしい梨を食べたいのは誰でもそうです。しかし、尿酸値が気になる人であれば、梨も少量に抑えておくことが大切です。

 

プリン体を気にする人に共通して言えることは、美味しいものを適度に楽しむ、という事です。過剰摂取しなければ、ほとんどの食べ物で制限はないのです。少量で抑えておくことがポイントになりますが、過剰摂取して後々後悔しないようにすることが大切です。

 

尿酸値が高い人でも、果糖がたっぷり含まれている梨は問題なく食べれます。しかし果汁ジュースとなると話は別です。果汁ジュースにも果糖はたっぷり含まれていますが、固形の果物よりもジュースになった果糖の方が吸収がいいです。つまりそれだけプリン体が体に吸収されるのです。そのため、果汁ジュースはできるだけ避けた方が無難でしょう。