プリン体 イワシ

プリン体が多いイワシなどを食べるときの工夫の仕方

プリン体は尿酸のもとになる物質です。プリン体を摂りすぎると体内の尿酸が増えて、高尿酸血症や痛風の原因になります。では、どんな食品にプリン体が多く含まれているのでしょうか。

 

プリン体が多い食品とは100gあたり200〜300mgのプリン体を含む食品、プリン体が極めて多い食品とは100gあたり300mg以上のプリン体を含む食品のことをいいます。

 

プリン体が極めて多い食品には、鶏レバー、イサキ白子、マイワシの干物、干し椎茸、かつお節などがあります。カツオ節は100gあたりに493.3mgものプリン体を含有しています。しかし、一度に大量に食べることはないので、それほど神経質になる必要はありません。プリン体は水に溶けやすい性質があるので、だしに使用する場合は気をつけましょう。

 

プリン体が多い食品には、豚レバー、牛レバー、マイワシ、カツオ、サンマの干物などがあります。普段よく口にする食べものではないでしょうか。

 

日本人は魚好きといわれていて、魚介類の輸入量が多い国です。中でもよく食べる魚が鮭、イワシ、カツオ、マグロ、サンマなどです。

 

鮭のプリン体は100gあたり119.3mgで比較的少なめですが、イワシは210mgも含有しています。イワシの干物は305.7mgにもなります。イワシは安くておいしい魚ですが、プリン体が気になる人は控えた方がよいでしょう。

 

しかし、食べたいものを我慢しているとストレスがたまりませんか。いつかストレスが爆発する可能性もあります。

 

プリン体が多い食品を食べたい場合は、煮る・ゆでるなど調理法をしてみましょう。プリン体は水に溶けやすい性質があるので、煮たりゆでたりすると3分の2ほどに減らせます。汁にプリン体が多く含まれているので、汁は飲まないようにしてください。

 

尿酸の7割は尿から排泄されます。尿酸は酸性に溶けにくい性質があるので、尿をアルカリ性にしてあげましょう。野菜や海藻をよく食べていると、尿がアルカリ性に傾きやすくなります。

 

イワシのようなプリン体が多い食品も、このように食べ方の工夫をすればプリン体を減らすことができます。