ピータン プリン体

ぷるんとしたピータンってプリン体が多いの?

ピータン プリン体

痛風の原因になる物質が尿酸です。
尿酸はプリン体から作られるため、プリン体を過剰に摂取すると尿酸値が高くなる可能性があります。プリン体は名前からして、ぷるぷるとした食品に多いイメージがありませんか。

 

日本人にはあまりなじみがありませんが、ぷるんとした食感が特徴の食品がピータンです。
ピータンとは、アヒルの卵を加工した食品です。
石灰、木炭、炭酸、泥、塩などを混ぜたものでコーティングし、甕に入れて冷暗所で1か月ほど貯蔵して作ります。白身は茶色っぽくなり、黄身は熟成することで黒っぽくなります。中華料理ではよく利用される食品です。プリン体とは細胞の核を構成する成分です。

 

生物は核を持っているので、肉、魚、野菜、果物などあらゆる食品にプリン体が含まれています。アヒルの卵やピータンのプリン体含有量について詳しいデータがありませんが、卵という点では同じなので、鶏卵やうずらの卵と同じ程度のプリン体含有量だと考えられます。
鶏卵のプリン体は0mg、うずらの卵のプリン体は0mgです。
一つの細胞には一つの核が含まれています。卵は一つの細胞のようなものなので、プリン体が少ないのです。ぷるんとしてプリン体が多そうなピータンですが、プリン体含有量は多くはないようです。中華料理が好きな方は、よくピータンを口にするかもしれませんが、ピータンは安心して食べることができます。

 

しかし、中華料理の場合はピータン以外の食品のプリン体とカロリーに気をつける必要があります。カロリー摂取量が増えると肥満の原因になります。肥満は中性脂肪を増やして、中性脂肪がプリン体の産生を促します。中華料理は油を使ったものが多くカロリーが高いのです。カロリー摂取量に気をつける必要があります。プリン体が多い食品は、煮干し、カツオ節、レバー、マイワシ、マアジの干物などです。尿酸値が気になる場合は、こういったプリン体が多い食品の摂取を控えることが大切です。プリン体が少ない食品には、豆腐、もやし、オクラ、チーズなどがあります。