栗 プリン体

プリン体の生成を防ぐのに効果的な食べ物は栗!?

健康診断で尿酸値が高いと指摘されたことがある人や、痛風を経験した人であれば、プリン体と聞いてドキッとするものです。今や日本国内だけでも痛風の患者が60万人以上おり、さらに痛風の予備軍はその10倍の600万人以上というデータがあります。つまり、今の時代痛風は他人の病気ではなく、いつわが身にふりかかる病気か分からないという事です。

 

尿酸値が高い人は食生活でプリン体の摂取に気をつけなければなりません。とはいえ、ほぼ全ての食物にプリン体は含まれています。日本人に欠かすことができない白米や、肉、魚、全てに至ってプリン体の含有量は違えど、含まれています。そのためできることは、プリン体の含有量が少ないものを選んで食べる事、暴飲暴食はしない事などです。しかし食べ物の中には、プリン体の生成を抑える働きがあるものもあります。

 

その一つが栗です。栗やほうれん草、グリーンアスパラガスなどに含まれている葉酸の成分が、体内においてプリン体の生成を抑える働きがあります。葉酸は妊娠初期にも欠かせない栄養素ですが、尿酸の生成を抑える働きもあるのです。尿酸値で悩んでいる人にとっては朗報です。

 

葉酸はほとんどが葉物野菜や果物に含まれています。しかし葉酸の特徴として、水溶性であり、調理過程でほとんどの必要な栄養分が流れ出てしまう傾向があります。つまり、いくら栗など葉酸を含んだ成分が尿酸値の上昇を抑えるのに有効だとしても、体内に摂取するのが難しいのです。

 

しかし、ここでガッカリする必要はありません。今はドラッグストアなどに行けば多くのサプリメントが販売されており、葉酸のサプリも色んなメーカーから販売されています。もちろんサプリ頼りばかりは問題ですが、食生活で補えない葉酸をサプリで補うのも手段のひとつです。

 

もちろん、それ以前に日ごろの食生活の見直しをすることが大切です。食べる量もほどほどにして、痛風の症状を悪化させなように健康的な食生活を送ること、それが何よりも一番の方法です。