プロテイン プリン体

プロテインにはプリン体が多い?摂り過ぎは痛風になるのか

痛風とは、体内に尿酸が過剰に蓄積し血液中の尿酸が結晶化して関節などに付着した結果激しい痛みの発作となって現れる症状の病気です。
尿酸値が高くなる原因は、肥満、飲酒や激しい運動、ストレス、遺伝などが関係してきますが、食べ物が要因となることも考えられます。
尿酸が作り出されるもととなるのがよく耳にする『プリン体』です。

 

プリン体は、細胞の核を作る核酸に含まれているもので、それゆえ多くの食品に含まれているのです。
痛風予防には食品が含むプリン体の含有量を気にする必要があります。

 

食品それぞれには、プリン体を多く含む食品、プリン体が少ない食品があるのです。
プリン体を多く含む代表的な食品に大豆があげられます。そこで気になるのはプロテイン愛飲家の尿酸値は大丈夫なのかということです。

 

私たちの身体にとって1日のプリン体摂取量の目安は400mgです。プリン体の含有量が『多い』とされる食品というのは、食品100g当たりプリン体含有量200mg〜300mgとされています。
大豆のプリン体含有量は172mg/100gという数字ですのでプリン体が多いとまではいえません。
筋トレをしている方がタンパク質を摂取する場合の理想的な量を調べてみますと。体重×2gということです。
筋トレをしていない方であれば体重×1gなところ、よりよい筋肉のためには2倍から3倍必要ということでした。
そしてこまめなタンパク質摂取が必要とのことで、そのため筋トレをする方は『プロテイン』を活用してタンパク質を摂取するのです。
体重60kgの方を例にすると、体重×2gということで1日に120gのタンパク質を摂取することが理想となります。その場合、だいたい80gを食事から摂り、残りの40gをプロテインから摂ることが理想的だそうです。
大豆に置き換えて単純に計算するとプロテイン40gには約68.8mgのプリン体含有量となります。
ということから考えればプロテインから尿酸値への影響はなさそうですが、痛風の要因の一つに激しい運動ということもあげられます。

 

尿酸値に何も問題の無い方が筋トレのためプロテインを摂取しても影響はないでしょうが、尿酸値の高めの方がプロテインを摂取して筋トレを始めようとするのであれば、症状の悪化の要因になることは否めないかもしれません。それと同時に肥満やアルコールの過剰摂取の問題もあるのであれば解消することです。プロテインだけを心配するのではなく生活全般の見直しを心掛けましょう。