鮭 プリン体

魚介類はプリン体が多いけれど、魚を食べるなら鮭がおすすめ

プリン体を大量に摂取すると、高尿酸血症や痛風を引き起こす可能性があります。
では、どんな食品にプリン体が多く、どんな食品がプリン体が少ないのでしょうか。

 

プリン体とは細胞の核を構成する成分です。生物や植物は細胞を持っているため、肉・魚・野菜などさまざまな食品にプリン体が含まれています。食事から摂取するプリン体は2割ほどで、残りの8割は体内で作られています。食事からの摂取は少ないのですが、尿酸値が気になる方はプリン体の摂取を控えることが望ましいです。

 

プリン体が多い食品とは、100gあたり200mg以上のプリン体を含む食品のことをいいます。100gあたり300mg以上のプリン体を含む、プリンが非常に多い食品には、鶏レバー312.2mg、マイワシの干物305.7mg、かつお節493.3mgなどがあります。
100gあたり200〜300mgのプリン体を含む、プリン体が多い食品には、豚レバー284.8mg、マアジの干物245.8m、オキアミ225.7mg、サンマの干物208.8mgなどがあります。プリン体は魚介類に多く含まれています。

 

しかし、プリン体が多いからと魚介類を控えると、タンパク質の摂取量が減ってしまいます。肉からタンパク質を摂ればいいと思うかもしれませんが、肉類の過剰摂取は動脈硬化などのリスクを高める飽和脂肪酸の過剰摂取になります。魚でもプリン体が少ない食品があります。プリン体が少ない魚には、鮭119mg、ブリ121mg、マガレイ113mgなどがあります。鮭は日本人が好きな魚の一つです。スーパーでも必ずといっていいほど売られています。日本人の朝食の定番としても、鮭が登場していました。日本人が好きな鮭はプリン体が比較的少ない食品です。魚を食べるなら、鮭のようなプリン体が少ない食品がおすすめです。また、鮭にはアスタキサンチンやDHA・EPAが含まれています。アスタキサンチンは抗酸化作用が高い成分で、老化の原因になる活性酸素から体を守ってくれます。DHAやEPAは血液サラサラで注目されている成分です。