ドライフルーツ プリン体

ドライフルーツはプリン体が少ないけれど痛風の人は注意

ドライフルーツはプリン体が少ない食べものです。しかし、プリン体が少ないからと安心して食べ過ぎないように注意してください。

 

痛風は体内で尿酸が増えて結晶化することで起こる病気で、尿酸のもとになるものがプリン体です。プリン体は細胞の中の核酸などに含まれており、どんな食べものにも核酸があるので、野菜、果物、海藻、肉、魚など、さまざまな食品にプリン体が含まれています。

 

食事から摂取するプリン体の量は20%ほど、残りの80%は体内で作られています。どんな食品にもプリン体は含まれていて気にしていたら食べられないし、食事から摂取する量は少ないので、それほど食品のプリン体は気にする必要はありません。

 

ドライフルーツが気をつけなければいけない理由は、糖分が多くカロリーが高いからです。

 

痛風を予防・改善するためには肥満を解消することが重要です。肥満になると中性脂肪が増えて、中性脂肪が尿酸の分泌を促します。

 

ドライフルーツは果物から水分を抜き取って糖分が凝縮した食べものです。糖分の過剰摂取は肥満の原因のインスリンの分泌を促し、食べ過ぎれは肥満を招きます。

 

生の果物は水分が多く、一度にそれほどたくさん食べることはないですよね。しかし、水分を抜き取ったドライフルーツなら、一度に何個ものドライフルーツを食べることができます。甘味が強くおいしいため、一袋も食べてしまうこともあります。

 

ドライフルーツはビタミンやミネラルが豊富なので体によい食べものといえます。そのため、適量であれば問題ありません。

 

ダイエットの基本はお菓子を食べないことですが、甘いものが食べたいときもあると思います。そんなときはドライフルーツが最適です。ビタミン・ミネラル・食物繊維が代謝をサポートしてくれます。

 

ただし、食べ過ぎないことが大切です。少量を食べる分ならダイエット中の間食として最適ですが、食べ過ぎはカロリーオーバーになります。痛風の改善のためにダイエットをしている方も、少量のドライフルーツを食べる分には問題ありませんが、一度に食べる量は100kcl程度までにしましょう。