海産物の中でもウナギはプリン体が少ないってホント?
ウナギが大好きな日本人は非常に多いです。「土用の丑の日にはウナギを食べる」といった習慣があるぐらいには非常に日本人にとっては1つの文化を表す食材の1つであると言えるでしょう。
そんなウナギは家庭でもそれなりに食べられはする物の基本的にはちょっと贅沢な食事といったイメージですよね。ですが、このウナギ痛風持ちの人にとってはとてもいい食べ物であると考えられているのです。
痛風の原因となっているのは尿酸なのですが、その尿酸の元となっている成分が「プリン体」です。このプリン体、基本的には海産物には多めに含まれているとされていて、痛風持ちの人は魚、特に魚卵は避けた方がいいとされています。
では、ウナギもダメなのではないかと思ってしまうかもしれませんが、実はウナギは海産物にしてはプリン体がとても少なめなのです。
例えばカツオは250mgのプリン体が含まれていますが、対してウナギのプリン体の量はこのカツオの約3分の1である92mgとなっているのです。
それに、ウナギはとても豊富な栄養素を含んでいますし、コレステロールや中性脂肪を抑制させる働きがあります、肥満も痛風の原因となってしまう要素なのでとてもありがたいですよね。
さらに、ビタミンA,Bそしてカルシウムも多く含まれていてまさに万能な食材なのです。こういったことから夏バテの時にはウナギを食べるといいと言われてきたんですね。
但し、これは適度な量のウナギを摂取したらという話です。いくらプリン体が少ないといっても食べ過ぎてしまっては意味がありません。
しかもウナギは基本的には沢山のタレをつけて調理して食べます。タレには大量の糖質が含まれていて、この糖質は痛風にとっては大敵な存在であるので、ウナギ自体は良くてもタレの影響で痛風を悪化させる可能性は捨てきれません。
結局のところ大切なのはとにかくバランスのいい食事を摂ることです。痛風になる人は食生活が乱れている人が多いです。それを無くせば大分痛風のリスクは減るでしょう。